23年ぶりの再会

23年ぶりの再会

待ち合わせは本八幡駅

23年ぶりの最初の言葉は「かわらないね！」でした。

名前は、れいちゃん。

日本語も完ぺきな福建省のお友達です。

れいちゃんのお母さん、お姉さんとも仲良し、むしろお付き合いはお母さん、お姉さんの方が長いかも…

家族ぐるみの関係です。

昨夜は和食、穂穂（ほほ）でお食事しました。

お食事をしながら、あのころの生活がよみがえりました。

わたしも同じ、今は笑って話せるけど…

れいちゃん、涙が流れそうになったねー

れいちゃんのお母さんが、小麦粉からうどんを作って、ごちそうしてくれたこと

まだおぼえてるよ。

たしか五人分でした。

道ばたに育ったネギを引っこ抜いて、うどんの薬味にしたね。

いろんな工場でお仕事をしました。

二十歳ごろ、営業のような仕事をしていました。

信じられないかもしれないけど…

ネズミみたいな毛の長い動物を、それも生きてるまま、かごに数匹入れます。

そのかごの数は数百個にもなります。

福建省の工場から二日間も汽車に乗って、湖北省（こほくしょう）の武漢市（ぶかんし）まで運んだこと。

生きているからこそ、お金になるんですが…

到着するまでの二日間、水やりしたり世話をしても、やっぱり数十匹は死んでしまうんです。

死んでしまうと損害ですが、当時はとっても儲かっていた工場でした。

それから…

当時としては最先端

ビデオテープを作っていた工場は、こねがないと働けないくらい大きな工場でした。

数千人規模の工場は、そこで働けるだけで、自慢できることだったんです。

必死に働きました。

ひとつ、ひとつ、わたしは思い出すけど…

れいちゃん、忘れてること、多すぎませんか？笑

貧しかったあのころ、ふりかえれば、貧しかったけど、心が豊かだった時代だったよねー

日本に来てから、わたしは日本語学校で必死に勉強しました。

二人離れている間、いろんなことあったね。

23年ぶりとは思えない。こうして、笑顔で再会できて幸せなひとときでした。

お食事をしてから、これからお仕事です。

れいちゃんも一緒にお店に行きました。

本八幡PUB夢　理絵ママ(*˘︶˘*).｡.:*♡
本八幡スナック夢　カラオケ
営業時間：20時からラストまで
※お店/047-333-7616(不在時は理絵ママの携帯まで)
※携帯/090-9376-6627(随時受付中)

お店の場所 千葉県市川市八幡2-16-19 かぶら木ビル2F

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